―フラを始めたのはいつ頃?クムフラになった経緯は?
「私は8歳の時にこのスタジオでフラを習い始めました。始めた当初からフラにどっぷりはまり、いつの間にか、私にとってなくてはならない存在となっていました。私が15歳の時、このハーラウ(教室)のクムフラ(先生)から、「このハーラウを引き継がないか」と誘われ、それ以来このハーラウでフラを教えています。」
― 15歳で教える立場になることに戸惑いはありませんでしたか?
「お誘いをいただく以前から、いつかはフラを教える仕事をしてみたいと思っていました。でも実際にそのお話を頂いた時には、とても驚き、興奮しました。
それから、大学でファッションデザインを専攻し、音楽も習いました。そのほとんどは、フラのための勉強でした。」
― ファッションデザインの仕事もなさっているようですが?
「はい。主にパウスカートやハワイアンドレスなど、ハワイアンファッションのデザインをしています。」
― 今、日本ではフラが大人気で、フラ人口は50万人とも言われていますが、その事についてはどう思いますか?また、日本のダンサーたちに伝えたいことは?
「日本で沢山の人たちがフラを習っているという事は、とても嬉しいです。私もフラを教えるためによく日本に行きます。日本とハワイとでは、ハーラウのスタイルは多少違うかもしれませんが、フラへの想いや心は、ハワイのダンサーたちと全く変わりません。日本人のダンサーの演技からも大きなエネルギーが伝わってきますし、グループの一体感や家族的な雰囲気も感じます。
私が一番日本の人たちに伝えたいことは、是非どなたでも気軽にフラを試してほしい!という事です。」
― たくさんの観客の前で舞台に上がることはどう感じていますか?
「そうですねぇ(笑)とてもわくわくしますし、今でも舞台に上がるときはいつも緊張します。毎回のように新しい発見や体験があります。練習はハードですが、それも舞台の上で報われるのでやりがいを感じます。ケイキ(子供)や、クプナ(シニア)のパフォーマンスが無事終わったときには特に感動します。」